上顎前突とは

上顎前突とは、いわゆる出っ歯のこととして認識されていますが、専門的には、上の前歯突出感が、骨格性(骨格性上顎前突、顎全体や、上顎と下顎の関係の)なのか、歯槽性(歯槽性上顎前突、歯の周囲の骨の前突)なのか、機能性(機能性上顎前突、筋肉の動きや、下顎の動きの異常に起因上顎前突)なのかで分類されます。

矯正の歯の動き

矯正治療(歯列矯正治療)での歯の動きは、歯を寄せる動き、歯と歯の間をを広げる動き、飛び出た歯をひっこめる動き、引っ込んでいる歯を出す動き、歯を傾ける動きなどです。

  • 歯を寄せる動き
  • 歯と歯の間をを広げる動き
  • 飛び出た歯をひっこめる動き
  • 引っ込んでいる歯を出す動き
  • 歯を傾ける動き

などです。

不正咬合の予防

不正咬合の予防には、様々なものがありますが、乳歯列期から永久歯列期における予防としては、虫歯や、歯の早期喪失による、後続永久歯の萌出スペースの減少や、喪失に対して、萌出スペースの維持、確保、指しゃぶりや、ハンカチかみなどによる歯列不正の発生に対して、それらの習癖を防止する装置や方法の活用、などがあります。

  • 乳歯列期から永久歯列期における予防としては、虫歯や、歯の早期喪失による、後続永久歯の萌出スペースの減少や、喪失に対して(萌出スペースの維持、確保)
  • 指しゃぶりや、ハンカチかみなどによる歯列不正の発生に対して(それらの習癖を防止する装置や方法の活用)

などがあります。

矯正治療の装置(固定式装置ー急速口蓋拡大装置)

矯正治療の装置の固定式装置として、急速口蓋拡大装置と呼ばれるものがあります。

これは、上顎の大きさが狭かったり、小さい場合に、お口のなかで、広げて大きくする装置です。

拡大方法には、緩やかに行う、緩徐拡大法と、急速に行う、急速拡大法とがあります。

この装置は、そのうちの急速に拡大をする装置で、拡大に要する期間は、約2週間から一か月程度、顎を広げる方法としては、上顎の真ん中を開いて、顎自体の広げます。

また、顎の拡大後の後戻りの影響も少ない方法です。

但し、適応年齢が、中学生から、高校生あたりに適応される方法です。

 

矯正治療の装置(可撤式装置ー機能的装置 アクチバトール)

矯正治療の装置の可撤式装置として、機能的装置 アクチバトールと呼ばれるものがあります。

これは、乳歯列期や混合歯列期(乳歯と、永久歯の生え変わりや混在している時期)の成長発育期に下顎前突(いわゆる受け口)を治すのに有効な矯正治療装置です。

 

この装置は、間歇的な矯正力の作用を発揮する装置で、治療に要する期間は、約一か月から数か月程度、方法としては、主に夜間に、お口の中に装置を入れてもらい、かみ合わせの変化をみます。

但し、適応年齢は大体、3歳から小学校低学年の年齢で適応される方法です。

 

この方法の利点と欠点については

利点

  • 主に夜間のみの使用で効果を得ることができる
  • 可撤式(取り外しが可能)なので、矯正治療中の虫歯の心配が少ない
  • 歯根吸収などの副作用がない

など

欠点

  • 患者様の協力が必要
  • 適応が限られている

矯正治療の装置(可撤式装置ースプリングリテーナー)

矯正治療の装置の可撤式装置として、スプリングリテーナーと呼ばれるものがあります。

これは、前歯の少しの後もどりをなおしたり、その後に保定装置として使用されるのに有効な矯正治療装置です。

 

この装置は、装置に組み込まれてワイヤーやワイヤーについているプラスチックの歯型で矯正力の作用を発揮する装置で、治療に要する期間は、約一か月から数か月程度、方法としては、お口の中に装置を入れてもらい、変化をみます。

矯正治療後に使用される方法です。

 

この方法の利点と欠点については

利点

  • 矯正のワイヤーの装置を早めに外して仕上げの微調整を行うことができる。
  • 可撤式(取り外しが可能)なので、矯正治療中の虫歯の心配が少ない
  • 簡単ね矯正治療であれば、矯正ワイヤーをつけづにこの装置のみで治療を行うこともできる場合がある。(ディスキングと呼ばれる処置が必要になることもある。)

 

など

欠点

  • 患者様の協力が必要
  • 適応が限られている

ディスキングとは

ディスキングとは、歯列の乱れている歯をきれいに並べるためのスペースがわずかに必要な場合、歯と歯の間をほんのわずかに磨く程度に削り、そのスペースを利用して歯をきれいに並べることができるようにする処置のこと。